古 代−ヒポクラテス、ガレーノス−








ヒポクラテス(紀元前460?〜377)

自然哲学から分離した新しい医学体系を確立し、実証と自然良能の育成を重視し、疾病の治療方針を決定し、医の倫理の重要性を説いた。

ヒポクラテスの誓いは、医師の倫理・任務などについてのギリシア神への宣誓文で、現代の医療倫理の根幹を成す患者の生命・健康保護
思想、患者のプライバシー保護のほか、医療の専門家としての尊厳の保持、徒弟制度の維持や職能の閉鎖性維持なども謳われている。

ヒポクラテスを描いた切手
医学者切手
ヒポクラテスの肖像
1982年 サンマリノ発行
中近東医学会議記念切手
ヒポクラテスの肖像(左)
1962年 イラン発行


ガレーノス(130〜201?)

『肝臓で造られた血液は大静脈によって心臓の右心室達し、そこから肺へ行き血液中の不純物を体外へ放出し、きれいになった血液は肺動脈を通って心臓の右心室に戻り、
右心室から心臓の中隔の小孔を通って左心室に行き、左心室から全身に行き渡る』との血液循環を明らかにし、彼の学説はその後1000年以上にわたり、ヨーロッパの医学
において絶対視された。

ガレーノスを描いた切手
WHO庁舎落成記念切手
ガレーノスの肖像
1966年 イエーメン・アラブ共和国発行
医学者切手
ガレーノスの肖像
1989年 ハンガリー発行





written by 血液の鉄人



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